胡蝶蘭の栽培

胡蝶蘭の栽培について見てみます。
お祝い事の席でも、度々目にする胡蝶蘭なのですが、
どのように栽培されて、そして出荷されてきているのか気になるところです。
育ててみたい…と考えているのであれば、一度知っておいても損はありません。

まず、胡蝶蘭の苗なのですが、“プラスコ苗”と呼ばれる
フラスコ内部が無菌状態になっている中で有る程度大きくなるまで成長させるというものです。
苗にも「実生苗」と「メリクロン苗」という2種類があります。
実生苗というのは、胡蝶蘭の花同士をちゃんと後輩させて種が作られたものを使っている苗。
逆にメリクロンな絵というのは固体を良い固体をバイオ技術によって、増殖させたものです。
実は、このフラスコ苗を購入することはできます。
国際ラン展などに訪れたことがある人はわかると思うのですが、
度々東京ドームで開催されている国際ラン展でも購入することはできるようになっています。
もちろん、店頭でも販売されているので探せばすぐに見つかるでしょう。
このフラスコ苗から栽培していく方法が1番良い方法です。
ただ、フラスコ内は無菌状態を保っているので、密封容器に入っているということは忘れないでください。
直射日光に当てないように、新聞紙などを上に乗せて影をつくる、などの工夫は必要なのです。
病気や感染などがある場合もありますので、苗を瓶から取り出すときにも、
流水できれいに洗い落とすなどは大切なことです。

それから寄植えをしていき、ここでも殺菌をします。
胡蝶蘭には菌がつきやすく、感染症などを起こす場合もありますので、植えた直後に殺菌するのです。
「タチガレン」や「ベンレート」などの殺菌方法があります。
胡蝶蘭を栽培している農家にとって、殺菌は特に重要なポイントとなっているので気が抜けません。
少し大きな花が咲くのですが、品種によっても差が出てくるものなのですが、
1輪ずつしか花が咲いていかないのです。
しかも、1輪咲くのにだいたい3日~5日ほどはかかりますので、
10輪ほどの花が全て咲くまでに、1ヶ月以上時間がかかってしまうことも多いようです。
出荷をする上では、花がまばらになってしまわないように、蕾の数も慎重に調整しています。

出荷のときは、せっかく咲いた花が落ちないように、しっかりと保護します。
花を和紙で包み、出荷を行うと楽も、衝撃吸収機能、それから温度調節機能を備えたものを使用しているのです。
温度調節も花を保つためには大切なことなのです。
胡蝶蘭の栽培は決して難しいことではないのですが、非常に手間隙がかかるものです。

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