胡蝶蘭とは
胡蝶蘭(コチョウラン)は、ラン科、コチョウラン属に属する
着生ランという種類の一種となっています。
花の形が蝶が舞っている時の姿に似ていることから「ファレノプシス」と呼ばれています。
胡蝶蘭の1番の特徴は、着生植物であることです。
先ほど“着生ラン”という言葉が出てきたのですが、これは着生植物の中のランであるということです。
着生植物というのは、根を土壌に落とさないで、岩盤や木の上に根を張っていくのです。
普通の植物は、土の中で根がどんどん成長していくので珍しい種類の植物なのです。
胡蝶蘭は、着生植物であり茎が曲間に短いところも特徴です。
葉の形は楕円形。幅が広くて大きくて、そして厚くて硬くなっている。
胡蝶蘭は、ランの中でも日本ではナゴランやフウランに似た見た目となっています。
胡蝶蘭は、その見た目が非常に美しい花となっているので好む人が多いです。
女性なんかは好きな人が多いのではないでしょうか。
上品な見た目で、尚且つしっかりとしたつくりとなっています。
胡蝶蘭の特徴としては、“光合成”について独特の性質があることでも取り上げられています。
花は衰えてしまったら枯れてしまったり、しおれてしまったりするのが一般的な植物です。
胡蝶蘭の場合は、そのような不必要となってしまった花びらを、
葉同様に緑色に変化していって、光合成を行うようになるのです。
花として不必要になった後も、違う新しい役割を担う珍しい花となっているのです。
これは、コチョウラン属の大きな特徴と言うことができるでしょう。
女性の方で気になるのが、植物の性質だけではなく“花言葉”などです。
姿かたちや育ち方によって、さまざまな花言葉がそれぞれつけられています。
良い意味もあれば、悪い意味もあるのでプレゼントをする時には十分に気をつけるべきです。
胡蝶蘭の場合はさまざまな意味がつけられているのですが、
「幸せが飛んでくる」という福を得ることができるという花言葉が1番有力な説となっています。
ですので、開店祝いや昇進祝い、それから結婚祝い、出産祝いなどのお祝い事で胡蝶蘭を使うことは多いのです。
確かに、見た目が蝶が舞っている姿にそっくりですので、「幸せが飛んでくる」という花言葉がぴったりですね。