胡蝶蘭の病気

胡蝶蘭の病気で注意しなければいけないのが、
・軟腐病
・フザリウム、リゾクトニア、斑点性などの病気
・炭そ病
以上の3つです。
上の3つ以外にも、ウイルス病などもあるので注意は必要です。

◆軟腐病
軟腐病というのは、胡蝶蘭の株全体に発生してしまう病気で、
葉や地面付近に斑点ができて、徐々に淡褐色に腐敗していく病気です。
ちょっとした傷口から侵入してきてしまい、
腐敗部分は独特に臭いを発し、腐敗してしまった部分は徐々に崩壊していってしまう病気なのです。
特に、胡蝶蘭の場合は細菌性のもの、それから真菌性のもの2種類とも、同じような被害状況となってしまい、
どちらの処置方法で対処しなければいけないのか、見分けるのが少し難しいです。
胡蝶蘭の場合は、腐敗部分の臭いが全くと言っていいほどないのですが、
進行が早いので、気づいた時にはもう株がだめになってしまった…ということも多いです。

◆フザリウム、リゾクトニア、斑点性などの病気
フザリウム症という病気は、進行は軟腐病に比べるとすごい遅いのですが、
進行が遅いこともあり、発見までに時間がかかってしまうことが多いです。
フザリウム症であるということがわかるポイントとしては、
葉の中部あたりが突然黄色ク偏食してしまって、葉が次々に落ちていく状態が見られると、
フザリウム症である可能性が高いので注意してください。
感染するポイントによって、もちろん症状は違うものになってきます。
葉の場合は黄色に変色していって、葉が落ちてしまいます。
茎の場合は赤紫や根元に近い部分が黄色くなって変色します。
寝の場合は、黒に変色。それから根が腐ってしまうなどの症状によって気がつきます。
リゾクトニア菌は、根に感染するのが一般的です。

◆炭そ病
炭そ病という病気も、胡蝶蘭の株に発生するカビの一種による病気です。
葉に黒や褐色といった、葉の緑色とは程遠い色に変色したり、そのような色の斑点ができます。
炭そ病によって、葉が枯れ死して落ちてしまうのです。
対処方法としては、症状が現れた部分、それからその周囲5ミリ程度も、
思い切って切除してしまうということです。
切除した後は殺菌剤を塗ると、他の葉にその傷口から感染することはありません。
特にオススメな殺菌剤がジマンダイセン水和剤です。

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